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イタリア流の肩作り。「マニカ・カミーチャ」で軽やかな着心地を

いつも当店のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
この間、ふと手持ちのスーツやジャケットを確認したら、私はほとんどがイタリアの生地で作っていました~。
自分で着るものは、仕立てもイギリスの構築的な雰囲気より、イタリアの軽やかな雰囲気が好きなので袖付けもほぼマニカ・カミーチャで作っています。
さて、その「マニカ・カミーチャ」とは何ぞやということで・・・
■マニカ・カミーチャとは
イタリア語で「シャツの袖」という意味で、シャツのように柔らかく付けられた袖付けのことを指します。
■特徴
袖を取り付ける際に、いせ込み(ギャザーを入れながら、平面な布に丸みを付けて立体的にする方法)を入れて取り付けます。
柔らかな雰囲気で、肩にフィットし、動きやすさがあります。
少しカジュアルな印象になるので、クラシックなスーツよりもジャケットに取り入れられることが多いです。
↓こちらが通常の袖付け
そして↓こちらがマニカ・カミーチャです。
通常の袖付けと比べるとこんな感じです。
トルソーへの着せ付けだと少し分かりにくいかもしれません(笑)
個人的には着用感で違いをすごく感じます。
肩回りが楽になるので、少しカジュアルな雰囲気になっても問題なければ、マニカ・カミーチャは非常におススメです。
この機会に是非お試しください。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。