冬のフランネルは“イタリア”か“イギリス”か?Harrisons & CANONICO
目次
〜Harrisons & CANONICO仕立て例で徹底比較〜

冬の定番素材「フランネル」。
実は、選ぶ国によって印象が大きく変わることをご存じでしょうか?
本日は当店で仕立てた
英国:Harrisons of Edinburgh
伊:Vitale Barberis Canonico
2つのフランネルを使いながら、その違いを比べていきます。
■ まずは英国フランネル
HARRISONS OF EDINBURGH



イギリスらしい重厚な表情。
生地にコシがあり、仕立て映えも抜群。
ジャケット単体でも十分に存在感が生まれます。
✔ マットでクラシックな雰囲気
✔ 保温性が高い
✔ 綺麗なロールや立体感が出る
特に今回のような
単品ジャケット × 同素材パンツ
は間違いの無い選択です。

強い光沢のシルクネクタイはNG。
生地同士を喧嘩させないよう、起毛ネクタイで統一感を出しました。
■ 一方こちらはイタリアフランネル
VITALE BARBERIS CANONICO



イタリアらしい美しい色出しと柔らかなタッチ。
軽やかで現代的なフランネルを楽しめます。
✔ やわらかく軽い着心地
✔ ほんのり光沢があり洗練された印象
✔ 明るい色もしっかりキマる

特にライトトーンの展開は
イタリア生地の真骨頂です。
都会的な冬の雰囲気が出ます。
■ どっちが正解?
結論:スタイルや用途次第で選び分けるのが正解です。
| おすすめタイプ | 英国(Harrisons) | イタリア(VBC) |
|---|---|---|
| 雰囲気 | 伝統・重厚感 | 洗練・軽快感 |
| 向く用途 | ジャケパン、ビジネス定番 | 明るめカラー、現代的コーデ |
| 合わせるネクタイ | 起毛系 | 若干の光沢ありでもOK |
シーンや手持ちのアイテム次第で
どちらも主役になれる素材です。
■ フランネルに合わせるなら…?
起毛ネクタイを一本。
特に英国フランネルは
これで一気に完成度が上がります。
冬のVゾーンが自然に馴染み、落ち着いた印象へ。
フランネルは「素材が主役」
小物は“控えめ”が美しい季節です。
■ お仕立て例まとめ
📌Harrisons フランネル
→ 単品ジャケット&グレーパンツ
→ 起毛ネクタイで統一感
📌Canonico フランネル
→ スーツで柔らかく都会的
→ 寒色ネクタイで知性をプラス

お気軽にご相談ください
「どっちが似合う?」
「手持ちと合わせやすいのは?」
ぜひ店頭で生地を触りながら比べてください。
冬の装いは
素材から楽しむ季節です。