【後ろ姿の美学】ジャケットの「ベントのハネ」を美しく抑える、仕立て屋の“隠し味”
街を歩いているとき、ふとガラスに映った自分の「後ろ姿」を見て、ハッとしたことはありませんか?
「ジャケットの裾(ベント)がピョコッと跳ねている……」
実はこれ、スーツを着こなす上で非常に多くの方が抱えられているお悩みです。せっかくVゾーンや全体のサイズ感がバッチリ決まっていても、後ろ姿の裾が暴れているだけで、どこか落ち着かない、だらしない印象を与えてしまうものです。
今回は、そんな「ベントのハネ・開き」を劇的に解消するために、当店が新しく仕入れた“秘密の資材”をご紹介します。
◆ 後ろ姿のシルエットを蘇らせる「魔法の重り」
ジャケットの裾が跳ねてしまう原因は、体型の変化(お尻まわりのボリュームや反り腰)だけでなく、近年のトレンドである「生地の軽さ」や、仕立てのクセなど様々です。
そこで今回、洋服リフォーム・お直しのクオリティをさらに引き上げるために導入したのが、こちらの資材です。

これは、ジャケットの裾の裏側に仕込む「ウェイト(重り)」。
「ジャケットに重り?」と思われるかもしれませんが、実はこれ、ビスポークや、ヨーロッパの伝統的な仕立て(特にチェスターコートの美しいドレープを出す際など)で、古くから使われてきた歴史ある技法なのです。
大量生産の既製品ではまず省略されてしまう、まさに「仕立て屋の隠し味」のようなディテールです。
◆ 「重力」を味方につける、見えない機能美
仕組みはいたってシンプルですが、効果は絶大です。
ベントの裏側、外からは一切見えない絶妙な位置に、生地を傷めない絶妙な軽さのウェイトを仕込みます。

こうすることで、裾が「重力」によって下へとストンと引っ張られます。 その結果、以下のような劇的な変化が生まれます。
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歩いてもバタつかず、立ち姿が劇的に美しくなる
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軽すぎる生地(春夏物やフレスコなど)でも、裾の座りが良くなる
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突っ張って開いていたベントが、品よく収まる
外見からはお直ししていることが一切わからない、まさに大人の「見えないお洒落」であり「機能美」そのものです。
◆ こんなジャケット、クローゼットで眠っていませんか?
今回のウェイトを入れるお直しは、特に以下のような方におすすめです。
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「体型が変わって、お気に入りのジャケットの裾が浮くようになった」
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「軽い仕立て(アンコンジャケットなど)の裾が、ひらひら動くのが気になる」
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「とにかくバックスタイルを綺麗に見せたい」
「サイズは合っているはずなのに、なんとなく後ろ姿が決まらない」というジャケットがあれば、それは仕立てのバランスがほんの少し崩れているサインかもしれません。
◆ スーツの品格は「後ろ姿」で決まる
「男の服は、前で合わせるのではない。後ろで合わせるのだ」
仕立ての世界では、そんな風に言われるほどバックスタイルが重要視されます。他人の視線は、自分が思っている以上に「後ろ姿」に集まっているものです。
新しく導入したこのウェイトを使って、あなたの大切な一着を、もう一度「最高のシルエット」に仕立て直してみませんか?
気になる一着がございましたら、ぜひお気軽にNAGASAKAまでご相談ください。
皆様のご来店を、心よりお待ちしております。