TUSTING本革2WAYバッグ
52,000+税
オレンジ / ネイビー※2色展開
今月はおすすめアイテムをご紹介いたします。
オーダースーツだけでなく、バッグにもこだわりたいものですね。
そこで、春からのシーズンに大活躍しそうなのがタスティングの本革バッグです。
英国靴の聖地・ノーザンプトンに1875年に誕生したブランドで、5代に渡ってレザーギルドの名門タスティング家の名が冠されたイギリスの伝統ある老舗です。
タスティング社の地元であるノーザンプトンは、上質な英国革靴の聖地とも呼ばれ約150年に渡って最上級のレザーをチャーチ、エドワード・グリーン、チーニー、ジョン・ロブ、クロケット&ジョーンズなど数多くの高級英国革靴ブランドに提供してきました。
このイギリスの皮革業界を代表するレザーファクトリーが手がけるタスティングブランドのコレクションは、イギリスのチャールズ皇太子も愛用していることでも広く知られています。
英国紳士向けに作られたタスティングですが、使用されている糸が太目で、ワイルドな印象を与えるのも特徴的。
革そのものの良さが際立つデザインは、縫製の丁寧さはもちろんですが使うほどになじんできます。
また、良質なブランドであるのに料金設定も比較的購入しやすく、20代から50代まで幅広い世代のユーザーに愛されています。
その他、カラーリングも鮮やかで比較的カチっとしたスーツはもちろん、カジュアルな装いにもマッチします。
オレンジなどの鮮やかな色をチョイスした場合、差し色としてワンポイントの際立ったコーディネートをするとオシャレな印象になります。
地味な色合い、定番のデザインのスーツや着こなしにワンポイントとして加えるだけで、ワンランク上のオシャレな雰囲気になります。
また、オレンジのバッグはカジュアルなジャケパンのコーディネートも向いていますので、オフの日のスタイルにも最適です。
一方、ネイビーはどんなコーディネートにもハマる優秀カラー。しかし、ド定番のブラックやブラウンでは他の人と差をつけにくくなります。
高機能で使い勝手の良い、TUSTINGの2WAYトートは、細見のスーツスタイルだけでなくカジュアルな印象のファッションにも合わせることができます。
使うほどに革製品独特の風合いも生まれているのが特徴です。厚いコートが必要なくなるこれからの時期にぜひ手に入れていただきたいおすすめアイテムです。
せっかくスーツをオーダーしたのに古くなったり、サイズが合わずなくなってしまい、クローゼットにそのまま眠ってしまったり、結局処分してしまったりしているという方多いかと思います。
せっかく購入したスーツを再び着用する為にはどうすれば良いのでしょうか?
スーツのリフォームは、技術や時間が必要になり、自分ではなかなかハードルが高いものですね。だからこそ、安心できるプロに任せるのが重要です。
今回は、リフォームについてご紹介していきます。
例えば、ウエスト周りを今のデザインに合わせて絞るようなイメージにしたいということで、発注したとします。
しかし、完成したジャケットはイメージと異なることも…。
こんな時、どうすれば良かったのか、どのように依頼すれば自分のイメージに沿ったデザインになったのかを考えてみましょう。
まず、ウエスト周りをただ絞るだけではNGです。他の箇所も少しずつリフォームしなければ、理想のデザインには仕上がらないのです。スーツのリフォームはスーツの構造をしっかりと把握したスタッフと相談しながら、ご自身の希望に合わせて依頼する必要があります。
先程紹介した、ウエストが絞られたデザインにリフォームしたい場合ですが、ただウエストを絞ればよいというものではありません。
では、どう注文すればよいのでしょうか。
答えは、ウエスト部分だけでなく、バストとの中間の中胴を絞らなければなりません。
中胴を絞ることで、袖の付け根からウエストにかけて美しい曲線を描くシルエットに仕上がります。
そのほか、パンツの裾上げ、ボタンを取替えでスーツのイメージが大きく変わることも。
せっかくのお気に入りスーツですから、リフォームする事であなたの洋服は快適なものに蘇らせてあげましょう。
一部分に大幅なサイズ直しを施すと、デザインのバランスが崩れてしまいますので、デザイン性を保つためには直接熟練スタッフとご相談されるとよいでしょう。
また、補修の跡が目立たないことも重要です。リフォームにも大掛かりな補修には限界がありますので、実際にどこまで可能かでどのような手法でリフォームを行うのかを事前に打ち合わせをしておくことが重要です。
もちろん、当店では他店で購入された洋服ももちろんお直しさせていただきます。その他、かけはぎ等も承っていますので、スーツのちょっとしたお悩みはなんでもご相談ください。
カシミヤの魅力と聞かれ、みなさんはどのようにお答えになりますでしょうか?
その魅力はなんと言っても暖かさ、ふんわりとした柔らかさ、軽さです。
なぜカシミヤは、あんなにも軽くてふんわりと柔らかいのに暖かいのでしょう。
外気の冷たさが私たちの身体の熱を奪うのを防ぎ、自分の体温を逃がさないことが温かさを保つ秘訣なのですが、普段、私たちは衣服で調整しています。
カシミヤは、カシミヤ山羊の毛からできているのですが、毛が細く密度が高いが軽く、暖かく、上品な光沢があるのが特徴です。
また肌触りが良く「繊維の宝石」と称されています。
カシミヤの素材で最も人気が高く、ぜひおすすめしたいブランドがジョンストンズです。
ジョンストンズ社は、1797年にスコットランドの北東に位置するエルガンに誕生した、国内最古の生地メーカーです。
1797年と一口にいってもどのくらいなのか?なかなか想像つきませんが、ベートーベンが生きていた時代というから驚きですね。
イギリスの有名なバーバリーが創立されたのが1856年ですから、その歴史は古く、実に長い時代に渡って愛されてきたことが分かります。
200年以上にわたってジョンストン家とハリソン家のファミリーが経営に携わり、カシミヤやビキューナ、メリノウール、ラムズウール、キャメルヘアーといった高級素材を使った生地、スカーフ、ホームファーニシングなどを作り続ける老舗のブランドなのです。
現在でも原毛の厳選から紡績、ウィービング(機織)、ニッティングまで手掛け、現在はニットやマフラー、手袋など、上質ニットアイテムで世界的に人気を集めています。
ジョンストンズは、原毛を選ぶところからニッティングまですべての過程を自社工場で一貫して生産しています。
高い意品質のものづくりを長いあいだ継続し続けられている理由は、その生産体制にあるといわれていますが、クオリティーの高さと価格のバランスが取れた商品を提供し続けられるのにも理由があります。
ジョンストンズのカシミヤ製品は、原毛から製品になるまで約30もの異なった工程で作られます。
糸、マフラー、ストール、ラグは本社であるエルガン工場で、ニットはカシミヤニットのホーウィック工場で生産され、ジョンストンズのカシミヤニットウェアは最高のフィット感を持つように工夫されています。
ジョンストンズ社のカシミヤ製品は、このような歴史と裏打ちされた技術で多くの人から愛されています。
一度、その製品に触れ、暖かさと軽さ、その肌触りをぜひ実感してみてください。
オーダースーツでスタイリッシュに決めているのに、小物がイマイチだったらバランスが悪いですよね。
靴や鞄、腕時計にはそれなりにこだわりを持っていても、忘れてしまいがちなのが傘。ビシッと決めているビジネスマンが、手元にビニール傘を持っていたら、なんだかがっかりしませんか?
ここでは英国の高級傘ブランド「フォックス・アンブレラ」をご紹介します。
1875年に英国のトーマス・フォックスが創業した傘のブランド。今では英国において高級傘ブランドの代名詞とされています。
元々はパラシュートの制作会社で、パラシュート生地の耐久性や軽さ、使い勝手の良さを傘に生かそうと、世界で初めてナイロン生地の傘を制作しました。
それまでの傘はシルク素材が主流。高価な反面耐久性は劣り、撥水加工をすると独特の風合いが損なわれてしまいます。発色にも限界がありました。
ナイロン素材の傘の登場で、それらの悩みは一気に解消されていきました。
生地の裁断からミシン、フレーム組み立て、ハンドルの加工など、全ての工程において熟練された職人が手作業で作り込んでいます。そのため、年間でわずか15,000本程しか生産されません。それでも妥協しない丁寧なモノ作りが受け、世界中の人々から注文が相次いでいます。
フォックス・アンブレラの傘は、その高級感とスタイリッシュさから、「男を格上げさせる傘」と言われています。1つ持っていれば雨の日でも憂鬱な気分にならず、逆に雨が待ち遠しくなるほど。英国のみならず、世界中でハイステイタスな紳士のためのこだわりの必需品とされています。
骨の本数は8本ですが、これは傘としての最低限の耐久性を保つのに必要な本数。閉じて巻いたときになるべく細くなり、かつ開いたときの美しさやバランスを考慮したところ、8本がベストということになったそうです。
今では世界基準となっている柔らかな曲線を描いた形はフォックス・アンブレラが最初に提案した構造。雨をやさしく受け止め、流れ落ちるように設計されています。
かつて英国では中折れ帽とステッキが英国紳士の必須アイテムでした。そのため、傘を閉じて持ち歩く際にステッキに見えることが重要視されました。フォックス・アンブレラの最大の特徴はその細さ。閉じたときにステッキに見えるように意識した作りになっています。
元々イギリスは雨や霧が多く、多少の雨であれば傘はささない文化。そのため、ステッキに見えるフォックス・アンブレラの傘は見た目がエレガントなため、長い間英国の紳士達に愛され続けています。
一般的な傘のハンドルと言えばプラスチックですが、フォックス・アンブレラの傘のハンドルは実に種類が豊富で、自然の素材が使われています。
・マラッカ:代表的なハンドルで明るい木目調。マライ半島の藤の木を使用しています。
・ワンギー:土の中にある竹の茎の部分。節の手触りや間隔が自然の風合いを出しています。
・チェスナット:栗の木から作られ、濃い木目調。水分や湿気に強いのが特徴です。
・ヒッコリー:クルミの木。木目が濃く光沢があります。高級素材とされています。
・アッシュ:モクセイ科トリネコ属の落葉樹。家具に多く使われます。グレーがかった独特な色合いが特徴です。
・メープル:楓の木。楽器に多く使われます。根元からだんだん細くなっているのが特徴です。
・オーク:ブナ科コナラ属の木。重厚感のある濃い茶色と細めのハンドルは高級感が漂います。
・レザー:皮素材。同色のクロスステッチで内側を縫い付けています。
・スターリングシルバー:アクセサリーでおなじみのシルバー925。刻印があり、92.5%純銀でできている贅沢な逸品です。
・アニマルヘッド:動物の形をしたハンドル。ニッケル細工またはマラッカに樹脂を細工したものでできています。ブルドッグ、アヒル、キツネ、犬、兎などがあります。
普通の長傘の他にも女性向けフリル付きの長傘など雨の日を楽しくするラインナップがあります。折り畳み傘・レインコート・レインシューズ・アンブレラタッセル(ハンドルの根元に付けるアクセサリー)もあるので、一緒に買い求めてコーディネートしてみてはいかがでしょうか。
「お台場仕立て」とは、ジャケットの内ポケット周りの構造を表す言葉で、「本台場仕立て」「お台場仕上げ」とも言います。
江戸時代の末期、海外の艦隊から江戸の町を守るために、海上に砲台(台場)を築きました。その形に似ていることから、「お台場仕立て」と言われるようになりました。
昔ジャケットの裏地の耐久性が低かった頃、裏地の張り替えを頼まれた仕立て屋がポケットまで作り直す手間を省くために工夫したのが始まりと言われています。
現代では裏地が高品質になったため、張り替え依頼はほぼなくなりました。
日本ではまだまだ「お台場仕立て」は人気で、ある一定の顧客層からは厚い支持を得ているのだとか。
理由の一つは、見返しが脇下まで繋がっているため、型崩れの防止になること。二つ目は、ひと手間かけ高級に仕立てた証拠であること。
スーツにこだわりを持ち、一種のステータスを求めている方には、「お台場仕立て」は人気です。でもこれは日本人特有のものらしく、欧米では見かけないステータスの表現方法なのだとか。
一方でデメリットも挙げられます。一つ目は、見返しから脇下までジャケットの表地と同じ布を使うので、ジャケットが少し重たくなり、胸の部分にボリュームが出てしまうこと。二つ目は、表地を多く使うことによる生地代と、特別な仕立て方による工賃がかかること。
これらの理由により現代では「お台場仕立て」はほとんど見かけなくなりました。
また、現代ではジャケットの内ポケットの使い方も変わってきています。
日常的にスーツを愛用している方にお聞きしますが、普段内ポケットにパンパンに物を詰め込んでいますか?おそらくそのような方はいないのではないでしょうか。入れたとしてもスマホや鍵、定期兼用ICカードくらいでしょう。
現代において、内ポケット周りを頑丈な作りにする必要性はあまりありません。
最近は、内ポケットの口の周りをぐるっと囲むように表地が付いている、「切り台場仕立て(剣先台場仕立て)」が主流。表地を全く使わない「台場なし仕立て」もあります。コストを抑えたいのなら、このような仕立て方がおすすめです。
どちらにしても、着用に全く支障はありません。逆に胸板が厚くてすっきり見せたい方は、「台場なし仕立て」のほうが向いています。
さまざまな理由から、お台場仕立てにするかしないかは本人の好みの問題ということでしょう。